R4年度採択「スマート農業実証プロジェクト(スマート農業産地形成実証)」
スマート農機シェアリングスケジュール作成
| 取組概要
・作業実施スケジュールは、気象観測機器導入前までは生産者へのヒアリングを基に作成。
・7月下旬の小麦刈取より、自動アシストコンバインのシェアリング(当別町、沼田町)での作業を実施。
・8月は、沼田町・深川市で1台、当別町・由仁町で1台をシェアリングしてのロボットトラクタ実証を実施。
・9月から10月にかけて水稲刈取を沼田町、深川市、当別町、由仁町にて自動アシストコンバインのシェアリングでの作業を実施。
・11月に沼田町で秋小麦の雪ぐされ病防除を農業用UAVにて実施。
| 達成状況
・R4年度 スマート農機作業実績表

・R4年度 スマート農業実証スケジュール

| 次年度計画案
・気象観測機器・積算気温から得られる情報を基とした、農機(ロボットトラクタ、自動アシストコンバイン、UAV)シェアリングスケジュールの作成。

次年度スマート農機シェアリング計画案
| 実証中に発生した事象やその対応
・ロボットトラクタについて、沼田町での実証において自動運転作業の停止が頻発した。
機械、通信環境、自動運転作業設定、圃場環境(形状、傾斜など)などの要因が考えられるが、その後の当別町での実証では、作業停止は発生しなかったため、通信環境、自動運転作業設定、圃場環境によるものと考えられる。
・自脱型自動アシストコンバインにおいて、機械側の内部設定がOFFになっていたことにより、Webシステム上に収量マップ、タンパク値マップが作成されなかった。
機械側の設定は、メーカーにONにしてもらい、後の実証では、マップが作成されることを確認した。また、メーカーに設定OFF時のマップ作成とマップGISデータの外部出力について、調整をおこなっている。
・VTOL型ドローンの納品が9月下旬のため、それまでは既存のマルチコプター型ドローンにてセンシングを行った。
7/15にマルチコプター型ドローンが着陸時に破損し、以降のセンシングについては、作業委託にて対応した。マルチコプター型ドローンについては、メーカーにて修理し納品済み。