R4年度採択「スマート農業実証プロジェクト(スマート農業産地形成実証)」
自動アシストコンバイン
| 取組概要
・自動アシストコンバインの時期別シェアリングに伴い、対象作物作業の労働費の20%削減。
| 達成状況
・自動アシストコンバインによる刈取作業において、平均45.3%の作業時間において人員変更が可能と分かった。
・桝田農場で人員変更割合が低いのは、初めて使用する機械で指導を受けながらの作業のためと圃場での籾排出の位置が限られており、移動や位置調整に時間を要したため。
・本年度は水稲において倒伏が全ての生産者にて発生しており、生産者と相談の上、自動アシストモードでの実証が困難と判断した圃場については、実証を中止した場合もあった。

図 大塚農場 汎用型自動アシストコンバインによる秋小麦収穫時間比較
自動アシストコンバイン実績表

| 次年度計画案
・外周部の走行により作業範囲および刈り残しが無いような経路を自動設定し、自動刈り取りによる余剰となる熟練作業員の配置転換も踏まえて、作業人員の適正配置を検討する。
・圃場間移動や直線・旋回といった細かい計測種類を定義し、ストップウォッチによる計測だけでなく、動画撮影により確認も行う。また、有人作業時間の計測も行う。
| 2024年度達成状況
・自動アシストコンバインによる刈取作業において、平均29.9%の作業時間において作業熟練者から非熟練者への人員変更が可能と分かった。
・図2-6において、汎用型自動アシストコンバイン作業の全体作業時間増加については、未経験者が刈取位置への移動、籾排出時のオーガー操作も行っていたため不慣れで時間が増加した。

図2-6 大塚農場 水稲収穫作業時間比較
(汎用型自動アシストコンバイン)
図2-7 原農場 水稲収穫作業時間比較
(自脱型自動アシストコンバイン
表2-8 自動アシストコンバイン(汎用型、自脱型)作業実績
