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気象観測機器の設置及び
​積算気温算出の実施

| ​取組概要

・機器及び設置用三脚の納品が遅れたため、9月8日~9月11日にかけて、気象観測装置8基を各地域に設置。

・当別町にある既存2か所の気象観測機器を5月21日に、沼田町の気象観測機器設置事業において6月23日に1か所の気象観測機器を設置。

| ​達成状況

・当別町にある既存2か所、沼田町1か所の気象観測装置と合わせて合計11台にて、設置場所の気象情報を取得し、来年度の作業スケジュール作成の元データとする

・今後、Webシステムによる積算温度グラフの作成と対象作物における生育ステージ指標の表示が出来ることによって、作業適期に機器のシェアリングを行うためのスケジュール作成に貢献できると考えられる。

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図 気象観測機器設置場所​​

図 Webシステムによる積算温度グラフと対象作物生育ステージ指標​​

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図 当別町既存気象観測機器より、大豆(ユキホマレ)起算日5月23日 積算温度グラフ

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図 沼田町気象観測機器設置事業より、水稲(ななつぼし)起算日5月23日 積算温度グラフ

| ​次年度計画案

・気象観測機器を実証圃場に設置し、当該圃場における気象情報の収集を行い、取得情報を日別の積算気温ソフトウェアに入力することにより積算気温を算出する。

 

・積算気温から毎日の生育ステージの変化情報を取得し、積算気温とステージの相関から作物の生育ステージの判断指標を示す。

| ​2024年度達成状況

・気象情報を用いたスケジューリングについて、本年度は猛暑の影響で積算気温到達日が平年に比べ、2週間程度早まることが予想された。

・ロボットトラクタ、防除用UAVの利用については、本年の異常気象のため、現地生産者と連絡を取り、随時対応を行った。

・小麦の刈取において、各地域の作業時期の差がなかったため(図2-1)、各地域での適期作業を優先するためシェアリングでの刈取は実施せず、既存の農機での刈取を行うこととなった。

・水稲の刈取作業スケジュールにおいては、まず、移植日から出穂期までの積算気温と到達日を整理した(図2-2)。この情報を基に出穂期から成熟期までの積算気温予測と到達日を地域ごとに算出し、作業順序の想定と調整を行った(図2-3)。

・図2-3の各地域で実際に刈取作業を行った実施日と成熟期積算気温到達日で、順序が異なっているが、これは調整段階において、品種の違いによる収穫順位、JA集荷所の受入体制、乾燥機の空き状況などを踏まえて実施したためである。

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図2-1 秋まき小麦における収穫期までの積算気温到達日比較(当別町、由仁町)

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図2-2 水稲における移植日から出穂期までの積算気温到達日(地域別)

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図2-3 水稲における出穂期から成熟期までの積算気温到達日予測とコンバインの作業日(地域別)

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